TPAM2020より
新型コロナウイルス禍の中、現在、世界中が混迷の中にいますが、他業種に先駆ける形で2月末より舞台や音楽等のイベント関係者は苦しい状況に置かれることとなりました。
多数のアーティストや主催会社もとより、舞台に携わる様々なスタッフが仕事を失い、既に一月半が経とうとしています。
現在、私もほとんどの仕事を失っていますが、今から考えて(おかしな言い方ですが本当に偶然の運命という意味で)「僥倖」だったのは、2013年より例年記録スタッフとして撮影させていただいている国際的な舞台芸術のイベント「TPAM2020」が無事に開催されたことでした。
クルーズ船の感染問題が既に起こっていたので、本当にギリギリと思える時期でしたが、2月8日〜16日の9日間の間、世界中の舞台関係者たちが横浜に集い、交流を深め、例年のようにたくさんの公演やトークイベント等が行われました。マスクや消毒などの予防対策も既に行われており、結果的に一人の感染者も出さず、無事に閉幕しました。
あの時期にはまさかこれほどの悲劇的な状況になるとは思いもしませんでした。
TPAMに関して、舞台関係の方には改めて説明する必要はないかと思いますが…以下のような国際的な大きなイベントとして説明されています。
『TPAM 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020』
TPAM(ティーパム) – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜は、舞台芸術に携わる国内外のプロフェッショナルが、様々な公演プログラムやミーティングを通じて交流し、舞台芸術の創造・普及・活性化のための情報・インスピレーション・ネットワークを得る場です。20年以上の歴史を経て、アジアで最も影響力のある舞台芸術プラットフォームのひとつとして国際的に認知されています。
1995年に「芸術見本市(Tokyo Performing Arts Market)」として開始。2011年に横浜へ移動し、「TPAM」の「M」を「Market」から「Meeting」に改め、プロダクションの「売買」にとどまらない多様な舞台芸術活動を対象とするプラットフォームとしてプログラムを一新しました。また、2015年からはアジア・フォーカスを強化し、アジアとの共同製作にも参画。アジアにおける舞台芸術のネットワーキングにこれまで以上に注力しています。
まだ幸せだったあの頃…ということではないですが「TPAM2020」で撮影させていただいた数千枚の写真のごく一部を掲載致します。
クレジットに各公演詳細へのリンクを貼らせていただきましたので、気になられた方はぜひクリックしてみてください。
また最近公開した私のステージ写真のページでもこれまでの8年間で撮影させて頂いた写真を多く使用させてもらっています。
https://www.hidetomaezawa.com/stageworks
Performance Troupe TAIHEN “Sandbox Bento”
KAAT Kanagawa Arts Theatre


タナポン・ウィルンハグン、木村玲奈、児玉北斗、益田さち、敷地理「退避」
Thanapol Virulhakul, Reina Kimura, Hokuto Kodama, Sachi Masuda, Osamu Shikichi “The Retreat”
Yokohama Boat Theatre

fieldworks / ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子「nothing’s for something」
fieldworks / Heine Avdal & Yukiko Shinozaki “nothing’s for something”
KAAT Kanagawa Arts Theatre

KAAT Kanagawa Arts Theatre


fieldworks / ハイネ・アヴダル & 篠崎由紀子「unannounced」
fieldworks / Heine Avdal & Yukiko Shinozaki “unannounced”
KAAT Kanagawa Arts Theatre

Padmini Chettur “Philosophical Enactment 1&2”
KAAT Kanagawa Arts Theatre


KAAT Kanagawa Arts Theatre


Eko Supriyanto ”IBUIBU BELU: Bodies of Borders”
KAAT Kanagawa Arts Theatre

