『祈りの素描』
"few phew pur"というチームの一人として(写真・映像・ドラマターグ)『祈りの素描』という作品に参加しています。
昨年TPAM2019で発表した俳優・美術家の高山玲子さんの作品『ハイツ高山』に参加したメンバー(高山玲子・前澤秀登・新美太基 ・一野篤)で結成されたチーム"few phew pur"による第二弾作品です。
高山さんとは、シンガーソングライターの池間由布子さんとの作品『もうそこに居ない人たち』の映像記録を頼まれたのが縁で知り合ったのですが、話をすると同世代であり同じようなものを見聞きしていて、共感することも多く、これまで出会わなかったのが不思議な人でした。
悪魔のしるしやマームトジブシーの諸作品、昨年の『東京芸術祭2019』でも上演されたdracom「ソコナイ図」への出演など、俳優として確かなキャリアと力を持ちながらも、横浜のアートスペース「ブランクラス」での実験的な作品や、池間さんやテニスコーツのさやさん等、様々なミュージシャンとの共演などで、ジャンルを横断する作品制作をここ数年間続けています。私は昨年、<建物を演劇化する>という問題作『ハイツ高山』で初めて参加しました。
新作『祈りの素描』は残念ながら現場での制作には携われないのですが、インスタレーションシアターという形態で、高山さんの個人史をモチーフにしつつ、様々な要素を盛り込み「祈ること」という普遍性の高いテーマを持った作品となります。
"few phew pur"「祈りの素描」
幼い頃、二つの異なる宗教に入信し、二つの異なる祈りを唱えていた母。
「人はどうして、何かを信じ、何かに祈ったりするのだろうか」彼女のことを思い出す度、頭のなかで、いつもこの問いがぐるぐると回りはじめる。
『祈り』その見えない外縁をなぞるように、この問いの先にあるものに触れてみたいと思う。
演劇の有効領域を拡張する作品を発表してきた高山玲子が『祈り』『信仰』をテーマにした新作をチーム体制で発表する。
作・構成・出演:高山玲子 写真・映像・ドラマターグ:前澤秀登 装置:新美太基 グラフィックデザイン:一野篤
2月13日 木 17:00-21:00 14
金 17:00-21:00 15
土 15:00-21:00 16
日 15:00-19:00
*開演中はいつでもご来場頂けます
前売・当日 ¥1,000
会場:横浜「急な坂スタジオ」 https://kyunasaka.jp/
ご予約: fewphewpur@gmail.com [お名前・公演日・枚数・メールアドレスを明記ください]
TPAM2020 Fringe 参加公演
フライヤーデザイン:一野篤
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